私たちは自らを取り巻く自然・文化・人と和合し、共に栄え、共に助け合い、共に生きることを理念に活動を行っています。
弊社のワイン造りはその土地が持つテロワールの要素である気候、土壌、水、微生物、動植物と栽培者である人が和合し、その地域の特性を最大値に表現できるものを目指しています。
余市ならではの気候、余市らしい土壌、余市らしい雨を表現しながら、自己主張しすぎない、お料理にも寄り添う「和合するワイン」それは最高のペアリングともいえるでしょう。
仁木町旭台地区の入り口に位置するこのワイナリーは、2018年に森林化した耕作放棄地の伐根伐採から開墾を開始しました。ブドウ畑の総面積は6haで、そのうち栽培面積は1.5haです。2022年に醸造免許を取得し、これまで100m²の小規模なワイナリーの運営を行っておりましが、生産本数の増加に伴い、2024年には同じく100m²の増築を行いました。
仁木町内には現在6軒のワイナリーが存在し、そのうち4軒が旭台地区に位置しています。醸造はほとんど手作業で行われており、栽培品種にはケルナー、ピノノワール、ソーヴィニヨンブランが含まれています。ブドウ栽培においては、減農薬を徹底し、除草剤は一切使用せず、人手をかけることで農薬の使用量を最小限に抑える努力を続けています。
・BONBORI
自社栽培のケルナーを使用した白ワイン。
温州みかんや柚子などの和柑橘のような香りが特徴。
酸味と柑橘の皮のようなほんのりとした苦味のバランスがよく白身魚と相性がいい。
・TAMAYUKI
自社栽培のピノノワールを100%使用したロゼと赤ワイン。
いちご、ベリー系の甘やかでチャーミングな香りが特徴。
・BONBORI ringo 2022
自社栽培のふじ・ジョナゴールド・王林をブレンドしたシードル(発泡性)
瓶内二次発酵
りんごを丸かじりしたような香りに食事に合わせやすいドライな味わい。
ワインは野生酵母で発酵させ、瓶詰めの際にはほんの少量の亜硫酸を添加するのみです。ブドウ本来の果実味を最大限に引き出すため、何かを足したり引いたりすることなく、自然な醸造を心がけています。
このアプローチにより、ワインはその土地の特性を反映し、純粋で豊かな味わいを楽しむことができます。
スタッフの思い
農場長 服部碧
人とのつながり、思いやりを強く感じる仁木町で自然に囲まれながら仕事ができること。特別な日々を当たり前のように過ごせる毎日の積み重ねが、畑に表れワインに表れると信じています。
どこかで弊社のワインを飲んだ人が、「どんな畑だろう---」、「どんなところだろう---」と興味を持ち想像が膨らむようなワインを目指します。
DOMAINE HARBIOSE Company Profile
余市の気候と土壌が生み出すブドウにポテンシャルを見出し、国内はもちろん世界各国から、高い技術と豊富な経験を持つ素晴らしい醸造家が、移住・長期滞在し、彼らが長い年月を経て培われてきた大切なノウハウを伝授されています。アルビオーズも、2018年に開墾を開始してから、多くの方々に支えられています。
ニュージーランドのアレックス・クレイグヘッド氏もその一人で、彼の野生味あふれる哲学と研究に裏打ちされた技術は、時には厳しい顔を見せる余市で、自然な醸造を続けていく上で大きな力となっています。
アレックス・クレイグヘッド
シドニー生まれ。
幼少期にニュージーランドに移住し、キャリアを料理人としてスタート。
2001年にシェフとして西オーストラリアのスワンヴァレーに移り住み、そこで多くのワインを味わい、醸造家との密接な繋がりを持つことで、ワイン造りへの情熱が目覚める。
醸造と栽培を学ぶためにニュージーランドに戻り、リンカーン大学へ進学した後、フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダのワイナリーで修行を積み、ニージーランドのワイララパにあるマタヒウィ・ワイナリーを経て、32歳の若さでマーティンボローの名門アラナ・エステートの醸造最高責任者に抜擢される。
マーティンボローの雄アラナ エステートを率いつつ、本当に自分のためのワインを造るためのレーベル、ドン(後にアレックス クレイグヘッド ワインズに統一)を立ち上げる。
今は亡き祖父の名に込めた彼の想いはワインの味わいに反映され、未だオーセンティシティが蔓延する同国市場に一石を投じ、大きな波紋を呼でいます。
余市町の中でも特にブドウの生育が良いとされる登地区に位置するこのワイナリーは、2021年に20周年を迎えた旧三氣の辺を運営する株式会社トライネットをM&Aにより継承しました。
これに伴い、旧三氣の辺で栽培されていたサクランボ、りんご、桃などの果樹栽培を終了し、ブドウ栽培に専念する方針を打ち出しました。この新たな取り組みにより、登地区の特性を活かした高品質なワインの生産を目指しています。
総面積約6haのなだらかな傾斜地に位置するこのブドウ畑では、ピノノワール、ツヴァイゲルトレーベ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ケルナー、ミュラートゥルガウといった多様な品種を栽培しております。
土壌の生命を活性化させることを目指し、自然肥料のみを使用しており、これによりブドウ本来の官能を引き出すワインの生産を目指しています。
高収量を追求せず、厳選されたブドウを使用し、除草剤は一切使用しない方針を貫いています。人手をかけることで農薬の使用量を最小限に抑え、選りすぐりのブドウを収穫しています。
このような丁寧な栽培方法により、品質の高いワインの生産を目指しています。
現在は岩見沢にある"10Rwinery"に委託醸造をしながら、経験豊富なブルース・ガットラヴ氏による醸造哲学や技術を学び、試行錯誤しながら自分達の作りたいワイン造りを探求しています。
ヴィンヤードに隣接する小高い丘にワイナリー、オーベルジュの建設を計画中
丘からは自社ブドウ畑のみならず登を象徴するブドウ畑群と日本海を一望。目前に広がるブドウで、このブドウとワイナリーに付着する菌と共に、この畑と気候風土ならではの、オリジナルで且つお料理に寄り添うワイン造りを目指していきます。
・YOAKE NO KARASU(夜明けのカラス)
自社栽培のツヴァイゲルトレーベ使用した赤ワイン。
香りは、ベリー系、スパイス、土の香り、甘やかな樽香。味わいは赤い果実と酸味のバランスが良く、繊細なタンニンが丸みを感じさせる。
熟して糖度のあがったブドウを丁寧に選果。1年6か月の樽発酵を経て瓶詰。
・YUAGARI NO TONO(湯上りの殿)
自社栽培のミュラートゥルガウを使用した白ワイン。
華やかな香りに加え、グレープフルーツ、スパイシーな香りも感じる。辛口ながら優しい果実味がバランスよく、ナチュールワインの入門的な親しみやすさを持つワイン。
岩見沢の『10R ワイナリー』にて醸造し瓶詰め。70%は全房、30%は手除梗し、23日間のマセラシオン。その後60%をエッグ型のコンクリートタンク、40%をステンレスタンクにて6か月熟成。亜硫酸は圧搾時に極々微量を添加したのみ。
・SAUNA QUEEN(サウナ クイーン)
自社栽培のナイアガラを使用したBRUITなスパークリングワイン。
華やかなで甘い香りが泡と共にグラスから立ちのぼって、周囲に広がる。
ドライに仕上がった味わいは食前にも食中にも幅広いシーンでおすすめ。
本来は熟して糖度が上がったものだけを選果するが、未熟なブドウも収穫し合わせて発酵することにより、結果的にアロマが残りドライな味わいに・・・
・AMAMITSUKI(天満月)
自社栽培のミュラー81%、ピノノワール14%、ソーヴィニヨンブラン5%をブレンドしました。すべてステンレスタンクで発酵、約8ヶ月熟成。青りんご、洋梨のような香り。軽やかでフルーティーな味わいで最後に僅かビターな余韻。
白身魚やイカとの相性抜群。
・Koch(東風)
自社栽培のピノノワール64%、ソーヴィニヨンブラン26%、ツヴァイゲルト10%をブレンドしたロゼ。ピノノワールとソーヴィニヨンブランは500Lの大樽で約 10 ヶ月間熟成。
ピノノワールのコクとツヴァイゲルト由来のベリー系の果実味、 ソーヴィニヨンブランの酸味がアクセント。 軽やかな赤ワインのような感覚でお楽しみいただける風味豊かなロゼワインとなっています。
・Matsuyoi(待宵)
自社栽培のピノノワール 100%。
すべて除梗して発酵。500Lの大樽で約10ヶ月熟成。
赤い果実のジャム、スパイシーなニュアンス。樽からくるリッチな厚みと、優しく丸みのある口当たりにシルキーなのど越し。
スタッフの思い
チームリーダー 宇生洸太
余市町は比較的温暖なエリアに属し、降水量も少ない場所として昔から果樹と漁業の町として栄えてきた場所。特に登は秀逸なワイナリーやヴィンヤードが集積する地区です。
余市登で毎日、農業ができワインが作れることは幸せです。余市のワインで、皆が笑顔になれるようなワイン造りを目指します。
Field of Dreams Winery Company Profile
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